目的
JavaよりScalaの方が個人的に開発しやすいのでScalaでAndroidアプリを作成できるようにしてみる。
本当はUbuntuでやりたかったけれど、VirtualBoxからUSBで接続したAndroidが認識できなかったためWindowsで。
0. JDKのインストール
以下のURLから「Java SE Development Kit」をダウンロードしてインストールする。http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk7-downloads-1880260.html 環境変数”path”に以下を加える。
C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_51\bin;
1. Scalaのインストール
以下のURLからScalaをダウンロードしてインストールする。.msiなのでダブルクリックをするだけでインストールできる。
www.scala-lang.org/files/archive/scala-2.10.3.msi
2. sbtをインストールする
以下のURLからsbt-launch.jarをダウンロードして、解凍したフォルダを「C:\sbt」に設置する。http://typesafe.artifactoryonline.com/typesafe/ivy-releases/org.scala-sbt/sbt-launch/0.13.1/sbt-launch.jar 次に以下のコードを「C:\sbt\sbt.bat」として保存する。
そして、以下を環境変数”path”に追加する。set SCRIPT_DIR=%~dp0 java -Dinput.encoding=Cp1252 -Xms512M -Xmx1536M -Xss1M -XX:+CMSClassUnloadingEnabled -XX:MaxPermSize=384M -jar "%SCRIPT_DIR%sbt-launch.jar" %*
C:\sbt;
3. Android SDKをインストールする
以下のURLからAndroid SDKをダウンロードして、解凍したフォルダを「C:\」に設置する。http://developer.android.com/sdk/index.html そして以下を環境変数”path”に追加する。
異なるバージョンや32bit版についてはadt-bundle-windowsのフォルダ名を変更する。
C:\Program Files (x86)\scala\\bin;C:\adt-bundle-windows-x86_64-20131030\adt-bundle-windows-x86_64-20131030\sdk\platform-tools;C:\adt-bundle-windows-x86_64-20131030\adt-bundle-windows-x86_64-20131030\sdk\tools;
4. プロジェクトの作成
4-a. Android プラットフォームのインストール
C:\adt-bundle-windows-x86_64-20131030\adt-bundle-windows-x86_64-20131030\SDK Manager.exeをダブルクリックして起動して、パッケージをインストールする。
ToolsとExtrasは今後便利なので全部、あとは必要なAndroidのバージョンを選択してインストールすれば良い。
4-b. プロジェクトのひな形の生成
以下のコマンドでターゲットを確認する。次にプロジェクトのひな形を生成する。$ android list ---------- id: 14 or "android-19" Name: Android 4.4.2 Type: Platform API level: 19 Revision: 2 Skins: HVGA, QVGA, WQVGA400, WQVGA432, WSVGA, WVGA800 (default), WVGA854, WXGA720, WXGA800, WXGA800-7in ABIs : armeabi-v7a ----------
–pathの部分は、今回は適当にデスクトップにしてみる。
$ android create project --target "android-19" --name ScalaTestApp --path "C:\Users\zuqqhi2\Desktop" --activity MainActivity --package org.example.scalatestapp
4-c. Scalaでプロジェクトを書き直す
以下3つのファイルを「scalatestapp」フォルダーの以下に新規作成する。import android.Keys._ android.Plugin.androidBuild name := "ScalaTestApp" platformTarget in Android := "android-18" run <<= run in Android install <<= install in Android
sbt.version=0.13.0
addSbtPlugin("com.hanhuy.sbt" % "android-sdk-plugin" % "1.0.6")
4-d, MainActivityをScalaに書き直す
package org.sample.scalatestapp; import android.app.Activity; import android.os.Bundle; class MainActivity extends Activity{ override def onCreate(savedInstanceState:Bundle){ super.onCreate(savedInstanceState); setContentView(R.layout.main); } }
4-e. コンパイル
$ cd scalatestapp $ sbt > compile > android:package-debug
5. 実機にインストール
以下のサイトを参考にUSB接続設定を行ってください。http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n128056 USBでパソコンに接続して
「設定」->「端末情報」->「ビルド番号」を7回タップしてください。
そのあと、
「設定」->「開発者向けオプション」->「USBデバッグ」をオン
にしてください。 次に以下のコマンドを実行して認識されていることを確認して下さい。
最後にインストールして実機で確認します。$ adb devices List of devices attached ****** device
インストールするには以下のコマンドを実行してください。
これで実機でscalaで書きなおしたサンプルプロジェクトが実行できるようになりました!adb install -r bin/ScalaTestApp-debug.apk
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